行ってみてまず困ったのが、最初、あの広い京都駅のどこでやるのかが分からなかったことだ。京都駅とは書いてあったものの、それ以上のことは書いてない。ライブのできそうな広場は京都駅にはたくさんあったため、まずどこから探そうか迷った。取りあえず、西側に広場が多そうなのでそちらから攻めることに。
ところがエスカレータを２つ３つ乗り継ぐと、突如左手にステージ（巨大なクリスマスツリーが背後に飾ってある）が現れ、あっけなく会場が見つかった。こんなところ（室町小路）とは思いも寄らなかった。客席は大階段を利用していた。既に13時に近かったが、人はそれほど多くなく、ステージ正面、階段10数段目に座ることができた。タダでさえ寒いのに、階段に直に座るのでお尻が冷たい。こんな事なら座布団持ってくるんだった。膝掛けも欲しい。
13時10分ごろ、３人がステージに登場。「室町ストリートライブ」というJINGLEのあと、曲が始まった。
御薬袋（みなえ）一男(Dr, Leader)、清水興(B)、中村建治(Key)
[1st set]
1.Drop It The Pockets
-MC
2.Born Heads
3.Red Somokin'the train
-MC
4.All Most Down
5.Go Go Train
ファーストセットは全部で５曲。このグループは今日初めてだったので、もちろん知らない曲ばかり。ドラムとベースのリズム体に、主にローズピアノでメロディを乗せている。「１８年やってきている」というだけあって、息はぴったり。演奏も安定していて、一瞬たりとも、「あれ？」とか「おいおい…」と思わせるようなところがなかった。
曲調は、ソフト過ぎず、ハード過ぎず。ステーキで言えばミディアムレアといったところか（どんな例えやねん！というツッコミが聞こえてきそう）。言い古された言葉で言えば「ちょっと大人の…」。ＣＤが自主制作で出ているらしいが、もしこの場で売っていたらおそらく買ってしまったことだろう。
場所が場所だけに音響はどうか心配したが、意外によかった。座った位置にもよるのだろうが、下手な市民会館よりはよっぽどいい。音は割れていなかったし、屋外でありがちな、音の発散も少ない。
しかし、さむい！見ている方も寒かったが、やっている方もつらかっただろうと思う。特にキーボードは常に冷え切った鍵盤をたたかなくてはいけないので、指の骨まで冷えたんじゃなかろうか。
約１時間してファーストセットが終了。この間、カメラで撮ろうとしたが、フィルムとバッテリーがなく、撮影できなかった。ということで、セカンドセット開始までの１時間はカメラ屋さん探し（と遅めの昼食）。伊勢丹にあると思いきや見つからない！キオスクではインスタントカメラしかおいていない。ポルタに行ってようやくカメラ屋さんが見つかる。フィルムとバッテリを即購入。昼食をとって、再び室町小路へ。
14時ちょっと過ぎ、再び３人がステージに登場。「室町ストリートライブ」というJINGLEも再び流れ、演奏が始まる。
[2nd set]
1.Noissap Ecnad
2.Elephant Eyes
-MC
3.August
4.Watermelon Man
-MC
5.テキーラ
（曲目はNIFTY SERVEのFFUSION 18番会議室のキクリンさんの発言を参考にさせていただきました）
セカンドセットも全部で５曲。もしかしたらファーストセットと同じ曲かも知れないと思っていたが、それは杞憂に終わった。最初の１曲目に写真は撮り終えておく（といっても２枚だけ）。フラッシュ焚いちゃったのはまずかったかな？あとは曲に集中する。
オルガンの曲がいくつか（２曲？）入っていて、ちょっと趣が変わって良かった。気のせいか（多分気のせいだろう）ソロも多かった。ソロのパートでも、サポートにまわる側は要所要所をきっちり（本当にきっちり！）押さえてくる。セカンドセットも約1時間で終了。
全体として、流れるようなドラムソロが印象的だった。自然体で無理やリキミが全く見られない。こんなタイプは初めて見た。御薬袋さんの顔が（というより眼鏡と髭と顔の輪郭が）上田正樹さんに似ているためか、ブルースっぽさも感じる。大阪では有名だそうで、今度機会があればぜひ聞きに行きたい。