今回初めて、WYSIWYGを聞きに行った。これまで話には聞いていたが、ライブはもちろんCDさえ持っていない。メンバーもほとんど知らない人たちばかり。岡田さんは先日の和泉さんのソロライブで知ったばかりだし、新澤さん、矢堀さんは『TV Jazz』というアルバムを通してしか知らない。
開演30分前にピットインに到着。混んでいるかと思いきや、結構すいている。おかげでほぼ真正面、前よりの席に陣取ることができた。開演直前になってようやく8、9割の席が埋まる。それほど人気はないのだろうか。本拠地の東京でさえこれでは、なかなか関西へ進出するのは難しいだろう。
新澤健一郎(P,Key)、矢堀孝一(G)、岡田治郎(B)、嶋村一徳(Dr)
=== 一部 ===
01 カリビアン・ファンク・メソッド
02 アサシン
03 ヘン
04 スマイル
=== 二部 ===
05 (???)
06 (新曲)
07 フェアリーランド
08 (???)
=== アンコール ===
ENC-1 枯葉(?)
※ 曲名があっているかどうかわかりません。あしからず。
第一印象は硬質なフュージョンといった感じか。しかし、よくよく聴いてみるとジャズの部分が非常に多いことに気がつく。エレクトリックギターやキーボードをアコースティックな音に置き換えてみるとよく分かる。実際、アコースティック版のWYSIWYGを聴いてみたい気がする。
メンバーの組み合わせが面白い。カチッとしたドラムと、懐の深いベースのリズム体の上に、理系的なキーボード、そしてプログレっぽいギターのメロディーが乗っかっている。それぞれの個性がぶつかり合うだけでなく、奇妙に融合している。ただ、それだけに（アドリブは多いものの）インタープレイが少ないのは残念。きっと面白い掛け合いが見られるんじゃないんだろうか。
全体にアットホームな感じでステージが進行していった。MCはもちろん、演奏そのものからもそういう感じがあふれていた。緊張感に包まれたステージもいいけれど、こういったリラックスしたステージもたまにはいい。お酒がよく合う。
初めて聞いた曲ばかりで、しかもこれを書いているのがしばらくたってからだから、それぞれの曲についての印象が薄くなってしまった。また聞きに行こうかな。