長編5作ごとに作られるいつもの短編集。
前半が、謎解きモノばかりで、短編集ならではの森ワールドを期待していたσ(o_o;)はちょっと期待ハズレかなと思ったが、後半、森ワールド満開のファンタジーがあって、満足。特に「私の崖はこの夏のアウトライン」と「素敵な模型屋さん」は好きな部類に入る。
「どちらかが魔女」は、テーマが「笑わない数学者」に似ている。ただ、「笑わない数学者」ではあえて説明を省いたのに対し、「どちらかが魔女」では説明がましい感じがした。「ゲームの国」も説明が多い気がする。もうちょっとスマートになるんじゃないかなぁ。
「ぶるぶる人形にうってつけの夜」はメインのトリックは分かったものの、最後のオチは予想できなかった。(^^;