零時館
本棚

朽ちる散る落ちる
(Rot off and Drop away)

森博嗣 著
講談社、840円、ISBN4-06-182252-7、2002年

今回はまた違った展開で、とても面白かった。スパイ小説なみにハラハラドキドキ。これまでの森作品にはなかった感触だ。強いて言えば「有限と微小のパン」に近いか。

今回の作品でこれまでのエピソードが一本の線で結ばれる(プロローグ作品も含めて)。さらに奥がありそうだ。それは今後の作品で明らかにされていくんだろうか。このシリーズ、最後の最後にどんでん返しがありそうで、怖い(でも期待)。

(2002/05/31 読了)

E-mail : reijikan-kanshu@hotmail.co.jp
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