今回は出版されるまで長引いた。たしか予定では去年夏ごろだったはず。それが今年までずれ込んだ。そのせいか、内容が 2000 年の日記なのに、2001 年のものと勘違いしてしまうことがしばしば。もっとも、このシリーズの中で今回が一番厚いことを考えると、長引いてしまったのはしょうがないか。
この厚さがハンパではない。通勤電車で読んでいたんだが、辞書でも読んでいるのかと勘違いした人もいたのかもしれない。そのぐらい厚い。特に前半は、1日あたりのページ数が 2 ページ以上にもなるのはざらだった。よくも毎日こんなにも書いていたものだと思う。
内容はやはり過去の日記と重複が多いものの、なぜか今回はそれほど気にはならなかった。うまく表現を変えているからなのか、それとも、すでに何度も書いたことを予め断っているせいなのか。
ところで、読んでいるうちに、自分がこの日記に意外と影響を受けていることに気がついた。つまり、WWW で読んだときに知らず知らず影響を受けていた。
たとえば、一時期かな入力を試みたことがある。その時期がちょうどこの日記でそんな話題が触れられていた頃と一致している。このときは、あまりのもどかしさに挫折してしまった。そして、今回読んで、また挑戦し始めた。この数日、仕事で日本語を書くときはかな入力にしている。まだまだキー配列を覚え切れていないので、もたついている。しかし、1 文字をキー 1 個で入力できることの喜びに目覚め、なんとかマスターしたいと思い始めた。
もうひとつ気がついたのは、意外と小説制作には流れの起伏があるということ。時期によってたくさん書いていたり、ちょっとセーブして趣味に時間を割いていたりしている。WWW で毎日読んでいたときは、それが日々の少しづつの変化だったので、分かりにくかった。流し読みしていたせいもあるだろう。
日記は次回で終了。どのぐらいの厚さになっているだろうか。