零時館
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人間は考える F になる

土屋賢二×森博嗣 著
講談社、1400 円、ISBN4-06-212580-3、2004 年

 メインは著者 2 人の対談。哲学の土屋さんと建築学の森さんの対比が面白い。私の場合、生活面では土屋さんに親近感があるが、研究面ではやはり森さんに親近感がある。哲学は全く「知らない世界」だから。哲学の論文ってどんなんだろう、と疑問に思ってたけど、なるほどそういう感じで書かれるのかぁ、と納得。

 後半で土屋さんがはじめてのミステリーの短編小説に挑戦している。そういう先入観があるからか、最初のうちはなんだかぎこちなさを感じたけど、最後の方は、おお、そうきたか、という感じで面白かった。

 森さんも短編を載せているが、これはどう判断したら良いものか困ってしまう。ナンセンス物と考えて良いのかな。

(2004/09/13 読了)

E-mail : reijikan-kanshu@hotmail.co.jp
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