零時館
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θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

森博嗣 著
講談社ノベルス、900 円、ISBN4-06-182431-7、2005 年

 新シリーズ第 2 弾。ここにきてようやく方向性が見えてきた感じ。なにやら序盤から、どこかで嗅いだ匂いが匂ってきて、もしかしてそうかな、と思ったら、案の定そうだった。やっぱりそういう方向に行くのね。いや、そう行きそうに見せかけておいて、実は別な方向に進むのかもしれないが。

 メインのトリックは某番組で見たものに良く似ていたので、それほど惑わされなかった。ただ、前作に続いて、境界条件があいまいな点が多いので、確信はなかった。これも、前作に続いて、探偵役が推理を「仮説」と前置きしている。今後もこのパターンになるのかな。

 そういえば、前作のときは Q シリーズと言われてたきがするけど、今回は G シリーズと銘打っている。ギリシャ文字シリーズということか、それとも他に意図があるのか。

(2005/05/19 読了)

E-mail : reijikan-kanshu@hotmail.co.jp
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