最初に取り上げられた血液型診断があまり根拠のないことは大体知っていたけれど、それどころか有名なロールシャッハテストや、クレペリン検査なども怪しいということは知らなかった。あと YG テストも取り上げられているが、これはもともと知らなかったので、ああ、そう、という感じ。
この本で検証の根幹をなしているのは統計学。やはり統計学って大事だな、とつくづくそう思った。
これまで、中学校や自動車学校、就職試験などでこういった種類のテストを受けたことがある。この本によると、これらのテストは業者任せで、大きなお金が動くらしい。その割に役に立つかというと、そうでもないようだ。実際、役に立ったという話は聞いたことがない。そろそろテストを導入する方も賢くならないと。