『ファイナルシーカー』の前にも救助とヘリをテーマにした作品があることを知り、これを入手。
こちらは民間の弱小ヘリ会社が舞台。それがなぜ救助を行うか、というのは、おいおい明かされるが、『ファイナルシーカー』と同様過去にその原因があることは共通していた。納得しやすいシチュエーションではあるけれど、ちょっと安易かも。
いろいろエピソードがあるが、ばらばらだと思われていたそれらを最後にまとめ上げてしまったのはすごい。そうきたか、という感じ。
それから、やはりこの仕事に携わる人たちの苦労がきちんと描写されていて、派手に見えるヘリ会社の地道な仕事振りを少しだけ垣間見せてもらった気がした。小川さんの作品はいつもこういう発見があるのでうれしい。
タイトルに、天使、とあるけど、うーん、あまり内容を反映していない気が。