ちょっとこの数年、元素関係のムックとかポスターとか買っていて、元素についてちょっと興味がわいているところ。研究にも、普段の生活にも役立つわけではないのだけれど、なんとなく面白い。
この本も、そんな流れで書店で見かけたときに思わず手に取った。まず、最初の著者のエピソードで大うけしてしまい、それで一気に気に入ってしまって購入。本編のほうは、大うけするほどでもないけれど、それでも元素を身近に感じさせてくれる内容で、楽しく読めた。
私は記憶するのが苦手で、周期表やアルカリ金属、ハロゲン、希ガスなどを覚えきることができなかった。そのため無機化学は苦手意識があった（有機化学は覚えることが少なく、論理的に考えればよかったので好きだった）。高校生のときにこの本に出会っていればよかったなぁ、とつくづく思った。