零時館
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岩崎夏海 著
ダイヤモンド社
マネジメントは、今仕事で直面している問題の根幹にある。ただ、その自覚はなかった（マネジメントの問題と気づいていなかった）。だから、表紙につらて、というのも否定はできない。ただ、経営のマネジメントが他の分野にも適用できそう、というのはとても魅力的だった。さらに言えば、読みやすいかったのも良かった。立ち読みして、面白いかも、と購入。
正直言って、ストーリー的に、強引だな、とか、あざといな、と思うところがないわけではなかった。しかし、普通の小説として売り出しているわけではないので、こういったところは目をつむることができる。いろいろなところにマネジメントが適用できるということを私のような素人に示しただけで、そういった短所を大きく上回っていると思う。
ドラッカーの『マネジメント』は、エッセンシャル版といえどもややハードルが高く、もしこれがなかったら、手に取らなかったのは確実。実際に今読んでいるけれど、奥が深すぎて、なかなか読み進まない。でもその奥深さが心地よい。
(2010/05/11 読了)
E-mail : reijikan-kanshu@hotmail.co.jp
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