零時館


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食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点

中西準子 著
日本評論社


これはもう食の安全に関心のある人すべてに読んで欲しい。リスクを定量的に考えるということの重要性を認識できる。ゼロリスクはありえない。そうなると必ずリスクの大小の情報が必要になる。またリスクに付随するベネフィットとのバランスも重要だ。そういうことが分かる。

これは、実は、食だけではなく、いろいろなリスク(とベネフィット)に応用できる考え方だ。食は非常に身近で分かりやすい。こういうのを媒介にしてリスクというものの考え方を広めていければ、良いと思う。

(2010/07/30 読了)


E-mail : reijikan-kanshu@hotmail.co.jp
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