『臨機応答・変問自在』の第 2 弾。前回は森さんが授業で集めた学生の質問に対する回答だったが、今回は一般から質問を集めている。そのせいか、質問の範囲（分野）がいくぶん広がったように思う。また、森さんの回答もマイルドになっている。
正直に言うと、前回に感じたシャープさが感じられなかった。やはり、質問のシンプルさ、緊張感は前回のほうが数段上だと思う（授業で集めているから当たり前かもしれない）。今回もそういう質問がないわけではないが、やはり少ない。質問を受け付ける環境や対象によって、ずいぶんと変わるのだなと思った。
ただ、皮肉なことに、シンプルではない分、本にするには今回のほうが適しているように思えた（前回は本にするよりも WWW で公開するだけのほうがいいと思った）。